緊張体質の方の中で、その動機として「失敗は絶対に許されない」という強迫観念みたいなものが根幹にあるケースがあります。
その内の一つが、親や教師に限らず「近くにいる目上の人」が、あなたへ高すぎる要望を求める場合。
極論、百点中99点の獲得で烈火の如くヒステリーになる親もいる。
これは辛いです。
しかし、「萎縮させられ過ぎると思考回路が停止して何もできなくなる」というのも事実。
「また99点だったらどうしよう。。」
本当は99点でも相当凄いんですけどね。
よく「失敗しても死なない」と言います。
事実です。
失敗した所で死にはしません。
ただ、高すぎる要望を日々求められてる習慣が身についていると、死という「非現実」よりも萎縮させられるという「現実」に対して恐怖します。
「失敗しても死なない」というのは、「例え0点であっても自分の心身は脅かされない」という確信がある状態です。
緊張体質に対する糸口はここにあります。
例えばバンドセッションで「ぶっつけ本番」で歌う事は効果的です。
0点でいいからです。
演奏曲目の難易度によっては演奏メンバーもボロボロです。
0点は、挑戦した人にしか与えられません。
受験応募もしていないのに英検で0点を獲得した人なんて見たことがありません。
さらに言うと、バンドセッションにおいては歌えば拍手を頂けます。
ステージに立った時点で「合格」だからです。
Comentários