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執筆者の写真Bun(ブン)

失敗や遠回りの数が多いのは、いつか人の痛みがわかるようになるため。


何やってもよく失敗する。

理解の要領が悪くていつも遠回り。

そんな、「中々上手くいかない」。

これは決して欠点ではありません。

なぜなら「人の痛みがわかる」ようになるからです。

要領も悪く、誰よりも多くの失敗を積み重ねてしまうということは、いざ他人が同じ失敗をした時もその気持ちが理解できるし、なぜ失敗したのかも理解できます。

人がなぜ失敗したかがわかるので、親切かつわかりやすく打開策を導いてあげる能力が身につきます。

エリートだとそうはいきません。なまじ最初から出来てしまうがゆえ、他人の失敗を理解できないし、イラつかれる事もある。

なんでアイツあんな簡単なフレーズも弾けないの?っていう。

理解スピードもそうで、普通は1→2→3という順番のところを「1.1→1.2→1.237」というスピードでしか理解できないという事もある。

でもこれは「遅い」以上に、いつか10に至った時に「取りこぼし」がないという事です。

僕が正にそのタイプで、例えばベースラインの教本に書いてある事も中々理解できず、わざわざ自分流を探して遠回り。ライブでもレコーディングでも星の数ほど失敗してきた。

だからこそ、こういうトラブル(失敗)の時はこういう対処法が有効だっ!みたいなのもすぐに引き出しから出せる。

遠回りをしているのはあなたに才能が無いからではありません。

いつか来る「人の痛みがわかるチャンス」が訪れた時に、それをしっかりキャッチしてあげられるためです。

とりあえず今は、迂回路を経由して「人の気持ちを理解してあげられるための材料」を揃えている途中。

中々上手くいかないのは、いつか人の痛みがわかるためです。

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