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執筆者の写真Bun(ブン)

コミュニーケーションが上手い人は、その折々で会話の①ピッチャー②キャッチャー③アンパイアのどこに行けばいいかをすぐに判断するのが上手い。

「くらしきミュージックストリート第2週」

先日無事に収録しました。


番組的にも新年初の収録との事で

初ゲストにご指名いただき大変光栄です。


パーソナリティはこのお三方。



(左から)

小橋さん


田中さん


後藤さん


収録は90分のリアルタイム収録だったのだけど、

感心したのは「会話に隙間があること」。


発言と発言の間に2秒くらいの「無言」がある。


これによって、誰が喋ってもいい状態になって、

「音声がカブる」ということがなくなる。


そしてお三方の発言バランスと役割分担が絶妙。


まず田中さん。


ジングル明けのタイトルコールは主に田中さんで、

トークにおいてもその切り出し役を担われていた。


日常でも会話って、

「どう始めるか」に苦心する事がある。


けれど田中さんはシンプルに「お題を出す」。


「紅白は見られましたか?」みたいな。


さすが本業美容師さんだけあるというか、

会話をリードしてくれるので喋りやすかった。

※DOUX HAIRという美容院だそうです。


田中さんが出し手なら、受け手が小橋さん。


凄いと思ったのは相手が喋る余地を残すこと。


「俺はこう思うんだけど」みたいな。


すると「それなら」と返しやすい。


だから話題が途切れない。


ラジオなので「画面で間が持つ」なんて事はなく、

だからこそ、日常では「気まずい」とされる

「数秒の間」が発生する事がない。


何より相槌もリアクションも絶妙。


小橋さん相手ならエンドレスで喋れる気がした。


そして勉さん。


普段はアバンティのオーナーバーテンダー。


バーテンダーは「複数人との会話のプロ」。


野球で例えると田中さんがピッチャー、

小橋さんがキャッチャー、

勉さんがアンパイア。


緊張してるこちらに対し、

「次からブンさんの番だよ」とか

「音楽レッスンやってるんだよね?」とか


「どう行けばストライクになるのか」を明確に

示してくれるので集中しやすかった。


お三方は、このピッチャーからアンパイアまでを

「場面によって臨機応変に役割変更する」。


簡単に言うと、こちらは身を任せてるだけ。


本番中は「なぜYCMAは盛り上がるのか」とか

「感動する音楽の特徴」とか楽しく喋れました。


という事で「ミュージックストリート第2週」、

FMくらしきにて1月13日21時よりにてON AIR。


こちらからお聴き頂けます

http://www.fmkurashiki.com




本題と関係ないので最後に。


今回ラジオで「流したい曲」を聞かれて迷わず

「君の声」を選んだ。


これは秘密基地CDの収録曲で、

レコーディングの半分以上が生徒さんによるもの。


ギターだけで4トラック録音してるけど、

ゲスト参加してくれた涼太君以外のお三方は

普段は一般職。ギター歴も決して長くない。


ボーカルの東京のバルさんも然りで、みんな

色んな想いがあって、秘密基地に集まってくれた。


いわゆる普通に生きてると

「自分の演奏が公共の電波に乗る」っていう

経験って中々無いと思うんです。


それをね、プレゼントしたかった。


なんか凄くないですか?演奏が放送されるって。


秘密基地は音楽レッスンだと銘打ってるけど、

情報や技術、コツを第一と考えるのなら

ヤマハさんや島村さんに行った方がいいです。


秘密基地が皆さんにお渡しできるのは

「自慢したくなる体験」とか「少し刺激な非日常」

とかなんです。


究極、僕を必要としてくれる人が

元気になったり喜んでくれればなんでもアリです。










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