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執筆者の写真Bun(ブン)

音楽の専門用語で大切なのは、正確な言い回しにこだわる事よりもその意味が相手に伝わること。


いきなりですがまずはこちらの動画をご覧ください。


加山雄三「君といつまでも」


この曲がどういうリズムかを言葉にする時、

どんな言い回しをされますでしょうか。


ズバリ一言で言うと「8分の12拍子」。


図で見ると、こうなります。



※ https://unisession.com/初心者でもわかる楽譜の読み方11複合拍子と混合/ より



で、ここからが本題。


とりわけ初心者の方とバンドを組んだ時、

専門用語を使う事が正しいのかと。


「8分の12拍子だからね」と説明した所で

果たして理解して貰えるだろかと。


大切なのは「意味や正解を共有すること」です。


ならば、


「基本は4拍子だからね」

「但し1拍ごとに3つの音が入るからね」


などといった言い回しでも伝わればアリです。





↓ここからはサッカーに興味ない方は読まなくていいです。↓




改めてそう思った経緯があって。


というのもサッカー観戦が好きなんだけど、


以前ボランチという言葉の使われ方に違和感があった。


そもそもサッカーには「位置情報」を表す言葉と

「機能・役割」を表す言葉がある。


ディフェンスとかフォワードは位置。


で、ボランチはリベロやシャドーと同じで役割。


そしてボランチの役割は「場を回す人」。


なのにこの言葉を「DFの一列前にいる人」という

位置情報で使う流れがあってそれがどうにも違和感だった。


するとfootballistaという雑誌の当時の編集長、


「日本でその言葉が定着しているならそれでええじゃないか」


と。


結局ごちゃごちゃ言うより「通じること」を選んだ。


※詳しくはこちら↓


やっぱそうだよなーと思った記事でした。


写真は秘密基地でのコード進行学において説明のために書いたもの。


教則本としての価値はゼロだし何書いてるかさっぱりだけど、

目の前にいる方に伝わればOK。




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