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執筆者の写真Bun(ブン)

英語の教科書は、金髪のネーチャンと仲良くなる方法までは教えてくれない。


例えば数学における「動く点P」とか、古文における「いまそかり」とか、授業を受けても頭に入ってこない項目に共通するのは、それが将来や日常で何の役に立つのか想像できない事。


教科書が教えてくれるのは知識までで、それを覚えられるかどうかは、例えば英語だと「金髪のネーチャンと仲良くなれる」みたいなメリットを想起できるかどうかにかかる。


大別すると、教科書が教えてくれるのは知識まで。


大切なのはその次のステップ。知識を使って何が出来るのか、誰の役に立てるのか。


「金髪のネーチャン」や「翻訳家になる」、そういったメリットを享受するために、最初はスタートアップとしての基礎的知識が必要だよねっていう。


で、そうなってくると「言葉を覚えてもコミュニケーション能力が低いとナンパも出来ない」とか、「マナーを知らなきゃ翻訳の仕事はもらえないよな」とか、そういう枝葉が見つかる。



教則本を使ってベースを練習する際、目的は忘れちゃいけない。


例えば指弾きでのレコーディングが控えてる中でスラップの教則本を見るのは目的完遂の最短距離ではないよなっていう。


そりゃ確かに自己完結できる目的もある。


「単純に上手くなるのが楽しい」も素晴らしいし、英語だと「洋画を字幕なしで見たい」といった自己完結できる目的もある。


いうならば、教則本は教科書。


「その知識や技術を身につけるとどんなメリットがあるのか」まで考えたほうが楽しいし、そういった事を伝えられるレッスンスタジオでありたいと思う。

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