自分の演奏スキルよりも明らかに難易度の高い課題曲を渡される事があります。
物怖じしてしまうのは、本番で失敗する可能性を考えるからです。
要は、演奏の中で失敗しない事が大切なわけです。
そのためにまず暗記すべきは2点。
①コード進行
②基本リズム
完コピでなかろうと、この2つが丸暗記できれば最低限のタスクはこなした事になります。
①出すべき音そのものと②音を出すべきタイミングさえ間違えなければ事故は避けられるからです。
その上で「難易度の高いフレーズ」にトライするわけです。
本番までにその「難易度が高いフレーズ」が弾けるようになっているのであれば、最初に覚えた「簡易版フレーズ」から差し替える。
本番に間に合わなければ「簡易版」のままで本番にのぞむ。
そうやって「完コピが無理でも体裁は保てる」という保険はかけた上で「弾けるフレーズを少しずつ増やしていく」わけです。
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①コード進行
②基本リズム
この2つを紐解くと、
①どの音を鳴らせばいいのか
②どんなタイミングで音を出せばいいのか
になります。
その最小単位が①コードの基音となるルート音、②バスドラムのリズムパターンとなります。
ルート音とは、わかりやすく言うと「アルファベットの大文字」です。タブ譜だと「1小節の中で最初に出てくる音」。
あなたの取り組む課題曲が8ビート=1小節の中に音が8回出てくるリズムなら、バスドラのパターンは例えば
①ダッッダダッッッ
②ダッッッダダッッ
みたいのが出てきます。
この「バスドラが鳴るタイミング」に合わせて、ベースでルート音を鳴らします。
①ダッッダダッッッ
⑴ドーードドーーー
②ダッッッダダッッ
⑵レーーーレレーー
これでもし「ベース音が間抜けだな」と感じるならば、楽曲の特性として「音は伸ばさずに切る」がありえるので、例えば①だと、
①ダッッダダッッッ
⑴ドッッドドッッッ
といった具合に弾けばいいわけです。
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例えばラルクのハニーに出てくるベースソロのような「簡易版じゃどうにもならんぞ」って所は、出来れば再現できたほうがいい。
それでも、最悪ギターやキーボードの方に代行をお願いしたっていいわけです。
大切なのは再現よりも事故らない事だからです。
ならばこそ最初は「簡易版」として①コード進行②基本リズムを弾ければOK。
その上で「完コピ版」のフレーズを、つまり「弾けるフレーズ」を少しずつでも増やしていけばいいと思うんです。
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