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執筆者の写真Bun(ブン)

無料ライブだからといって演奏で一切手を抜かないのは、「試食提供用であっても販売用と同じクオリティの唐揚げを作る」みたいなこと。


先日、唐揚げが試食コーナーにあった。


興味があれば、試食する。


美味しかったら買う。


購入側の視点に立つと、美味しかったからといって買わない時もある。


逆に、試食会がなくても買う、そんな時もある。


販売側の視点に立つと、その唐揚げが試食用だからといって手抜きで作る事は無い。


その唐揚げは、試食用だろうが販売用だろうが等しく一生懸命作っている。


そして、買ってくれるからといってガーリックペッパーやらカレースパイスといった購入特典はいちいち付けない。



世の中には入場無料のライブイベントがある。


自治体が主催したり、チャリティーだったり。


そんな無料ライブに多数出演していると、いざチケット料金が発生するライブへ出る時に頭をよぎる不安がある。


「何か物凄い事をしなくちゃいけないのかな」


無料ライブの時、手を抜いてるのだろうか。


試食用だからといって、その唐揚げには偽装肉や賞味期限切れの醤油を使うのだろうか。


否。


それまで無料ライブという試食会で見せてきた「自分の精一杯」を、チケット代が発生するライブでも引き続き見せればいい。


いちいち購入特典も必要ないし、無料だから赴くわけじゃない。


そりゃもちろん先約があって、無料ライブですら行けない場合もある。


でもそれは「今日は生姜焼きを食べる予定だからそもそも唐揚げは買う予定じゃない」みたいな事で。


無料だろうが有料だろうが、あなたは今できる精一杯をやればいい。


あなたの精一杯を好きでいてくれる人は、無料だろうが有料だろうが行くから。




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