「ベースを弾きたいのだけれど、どんな練習をすればいいのかわからない」
「どうなれば上達したことになるのか」
そんか疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
個人的に思う、「これが出来たら脱・初心者だよ」というのは、「弦や指板を見なくても、どのスタート位置からでもメジャースケールをランダムな順番でスラスラ弾けるようになる」です。
そうすれば、コピバンであれオリジナルであれ、やりたい曲に対する汎用性が身につくからです。
メジャースケールとは、いわゆるドレミファソラシド。
ドレミファソラシド自体は、スタートが「ド=C音」なので「Cメジャースケール」といいます。
この「メジャースケール」を、スタートがC音からだけでなく、ファ(F音)やラ#(A#音)からでも、何の音をスタートとするメジャースケールであっても弾けるようになる、これが出来れば脱・初心者です。
そのステップアップの順番を記します。
①指板や弦を見ながら、ドレミファソラシドが弾けるようになる
②指板や弦を見なくても、ドレミファソラシドが弾けるようになる
③音をアルファベットで覚える
④どのスタート地点からでもメジャースケールを追えるようになる
⑤出したい音階(楽譜で指定されている音)が、ベース指板上のどこに配置されているのかをすぐ見つけられるようになる
⑥メジャースケールを、ランダムに弾けるようになる
順を追って説明しますね。
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①指板や弦を見ながら、ドレミファソラシドが弾けるようになる
ド=C音を出すためには、3弦3フレットの音を出す必要があります。
そこから「ドレミファソラシド」と演奏するために必要な「左手のポジショニング」を覚えられるかどうかです。
例えばファは2弦3フレット、ラは1弦2フレットなど、「ドレミファソラシド」を完遂するために必要のポジショニングは、そのまんまメジャースケールです。
【ドレミファソラシドを弾くために、左手は適したポジションを押さえているか、右手は音を出すために必要な弦に触れているか。】
まずはここからです。
左手が合ってても右手が違えば正解音は出ませんし、また逆も然り。
なので、ゆっくりで構わないので、ちゃんと見て確認しながら、左手・右手ともに「音を出すため必要な位置・場所」を感覚として覚えていってください。
当面は②指板や弦を見なくても、ドレミファソラシドが弾けるようになる事を目標にしておけばOKです。
③音をアルファベットで覚える
音はアルファベットで覚えておいた方がいいです。
ミならEとかソならGとか。
コピバンにしろオリジナル曲にしろ、音階や和音を活字や口頭で情報伝達するにあたって、アルファベットで記号化されている方が説明も理解も速いからです。
最初は慣れないと思うので、「Cはドなので、3弦3フレットで、、」みたいな演算スピードでいいです。
これが例えば「Cなので、ここ!」っていう、示されたアルファベットを見てすぐ指板上のポジションに触れるくらいに演算スピードが速くなれば、演奏の汎用性はグンと良くなります。
それが出来れば④どのスタート地点からでもメジャースケールを追えるようになる
指のポジショニングは身についてきてると思うので、例えば「Fメジャースケール」と言われてすぐ弾けるかどうか。
これに慣れると、⑤出したい音階(楽譜で指定されている音)が、ベース指板上のどこに配置されているのかをすぐ見つけられるようになります。
そして、理解と演奏の思考スピードを上げるために必要なのが⑥メジャースケールをランダムに弾けるようになるという事です。
サイコロやルーレットとかで、出てきた数字の通りに弾いてみる。
それだけでも練習になります。
そうすると、ゆくゆく「弦や指板を見なくても、どのスタート位置からでもメジャースケールをランダムな順番でスラスラ弾けるように」なり、「これが出来たら脱・初心者だよ」だと思います。
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