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執筆者の写真Bun(ブン)

初心者がベースを弾けるようになるまでに辿るべき5つのプロセス

更新日:2019年1月11日

「初心者ベーシストなんだけど上達の道筋がわからない」


そのような質問をお受けする事があります。


5段階に分けるとゴールがイメージできます。


①覚える

②弾ける

③聴ける

④見える

⑤魅せる



①覚える


その時々で、


☑︎右手はどの弦に当たるべきか

☑︎左手はどの弦の何フレットを押さえるべきか


超スローなテンポでいいので、

音階上の文脈を暗記する所がスタートです。


②弾ける


覚えたフレーズを弾けるかどうか。


原曲のテンポで弾けるようになったら、


③聴ける


ここはポイントが2つ。


☑︎弾きながら自分の出した音を聴けるか

☑︎他の音も聴きながらベースを弾けるか


手は動くのにリズムが取れないなんて事もあります。


他のパートが聴けていないからです。


④見える


ご自身の手元から目を離せるかどうかです。


そのメリットはバンドサウンドがまとまる事です。


メンバーを見る事で息が合いやすくなるからです。


ドラマーの肩や腕の動き具合、

ボーカルのブレスのタイミング、


それらは手元を見ている限りはわかりません。


他の人の動きを見れるようになると、

「いつ音を出すべきか」がわかります。


手元を見ずに弾ける時点で、

「弾けるかどうか」はクリアしているはずです。


そして「弾けるかどうか」よりも大切なのが

「他のメンバーと息が合っているか」です。


これら①から④までクリアして初めて


⑤魅せる


になります。


「手元でなくバンドメンバーを見る」の先に

「バンドメンバーでなく客席を見る」があります。


不思議なもので、感情というエネルギーは

「視線の方向にしか飛びません」。


俯いたままの演奏だと、あなたのオーラも

床にしか飛びません。


けれど客席を見るだけで、不思議なもので

訴求力が上がります。


これが転じて、お客さんに

シャッターチャンスを提供できるようになります。


これが「魅せる」です。


あおるとか暴れるとかでなく、魅せるの根本は

「お客さんのほうに視線を飛ばす」なんです。


写真は神戸でのライブ。


「今撮ってくださいねー」と言ってるつもりです。






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