物事には優先順位とキャパシティがあって、やりたい事や求められた事を全てやれるとは限りません。
ただ、「自分のコンディションやキャパシティはさておき、やれる事は全て限界までやる。唯一やれないのは倒れた時」みたいな腹の括り方をする人もいて、
それはまるで「自分は餓死してもいいから食材が無くなるまでは炊き出しを止めない」みたいな凄みすら感じる時があります。
そんな時、「やっぱ空腹だから自分も食べよう」という決断に罪悪感を持つのはやめて欲しいんです。
例えるなら、飛行機です。
収容人数というキャパシティ以上を乗せる事はできません。
僕は、全ての人を自分一人で助けられるとは思っていません。
なんというか自分のキャパシティの中に「指定席」ってのがあって、その「チケットを持ってない人」までは乗せられない。
そりゃいつかまたどこか「空港」で会うも知れないし、その時に「空席」はあるかもしれないけれど、
それまでは「今この人は自分に乗車してる人じゃないから、今は乗ってる人にだけ意識を向けて運行しよう」と考えます。
もっと言うと自分の「指定席」にも細分化があって、ファーストクラス、ビジネス、エコノミーとある。
ファーストクラスは、家族。
ビジネスは、秘密基地に来てくれるみんなや友達。
そしてエコノミーが、他人。
さらに言うと僕の「飛行機」は「収容人数」が少ないのでエコノミー席もあまりない。
その上、場合によっては「お相撲さん」や「チェロ奏者」が乗ってて「一人で二人分の席を確保しておく」必要もある。
だから人に親切にしてあげたくても出来ないってシチュエーションはあって、
その時は「申し訳ありませんが当機は満席です」と(心の中で)言うしかない。
そう思ってます。
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