top of page
執筆者の写真Bun(ブン)

ロックバンドの唯一の仕事って「大きい音がを出す事」じゃないかと。



ロックという音楽ジャンルの歴史を紐解くと、キーワードとして「反抗」が出てきます。


親への反抗や社会・教師への反抗。


それが歌詞となり、歌となる。


じゃあなんでもかんでも反抗したらロックになるのかと言われたらそうじゃない気がして。




ロックの根幹って「自分の気持ちに素直になること」だと思ってます。


例えばそれが親や教師に対する「ふざけんな」ならば、その気持ちに蓋をせずにちゃんと声に出す。


だから「ふざけんな」はあくまで素直な気持ちの一つでしかなくて、その意味で例えばハウンドドッグの「愛が全てさ」もロック。


で、とりわけ思春期の頃は気持ちのぶつけ方や出し方が上手くいかずにただ「あー!!」ってなる事も多くて、


でも、なんでもいいからとりあえず大声を出さなきゃやってらんない、そんな時のためのロックバンドなんじゃないかと。


アンセムメロディで「ウォー」って歌うその声に「ふざけんな」の気持ちを乗せる。


耳をつんざくようなギターリフにまぎれて我を忘れる。


あるいは直接的に「ふざけんな」という歌詞の歌を大声で歌う。


この時ロックバンドは代弁者ですらなく、シンプルに爆音を出す、みんなが大声を出すための「痰壺」でいいと思ってます。


だからもし僕がステージで暴れてるのを見る事があるなら、試しに大声を出してみてください。


どうせ僕のベース音があなたの声をかき消しますので。






閲覧数:35回0件のコメント

最新記事

すべて表示

ライブでどれだけ上手く弾けても「ベース上手いなぁ」と気づかれにくいのは、映画を見てて「カメラワーク上手いなぁ」と気づかれにくいみたいなことなので、もし気づいて貰えたら凄く嬉しいよね。

「たくさんベース練習してライブも上手く演奏できたけど誰も気づいてくれない」 ある種これは仕方がありません。 ベースという楽器は、他のパートを目立たせる必要があるからです。 言い換えれば、目立たない事がベースの仕事とも言えます。...

対バンさんのライブを見る行為について。

ありがたい事に「お客さん0人」の経験はないけれど、それでも2人という時はあった。 自分達の不甲斐なさを嘆きたくもなるのだけど、ありがたかったのは対バン(同じイベントに出る別のバンドさん)がライブを見てくれたこと。 なんというか、心強かった。...

音楽から遠ざかる事になってもわざわざ「音楽やめました」なんて言わなくていい。生きている限りは、いつでも復帰していいから。

音楽に適齢期はありません。 逆に、潮時もありません。 「やりたい」と思うかどうかだけです。 そして、何歳の時点で「やりたい」と思っても構いません。 「やりたい」という気持ちを抱けるのは、生きているからです。 死ぬと、「やりたい」と思う事はできません。...

Comments


bottom of page