これは初心を忘れないために普段から反芻している事なんですけど、
ベーシストとしてステージに立つ際にやるべき事は「お客さんに喜んでもらうこと」です。
「演奏をする」という行為はあくまで手段でしかない。
手段と目的をはき違えたらダメだなと。
これはドラクエなんかがわかりやすくて、勇者の目的は「魔王を倒すこと」ではないんです。
その結果として得られる「世界平和」こそが目的なんです。
だから僧侶は攻撃力を高める前に回復魔法を上達したほうがいいし、勇者にしてもレベルアップは魔王討伐という手段を遂行する上で必要なことっていうだけで。
あるいは、例えば僕が建築作業員だとしたら、「コンクリートを流し込む」という仕事は手段。
その結果として得られる「瀬戸大橋のおかげで岡山と香川が行き交いやすくなった」とか、「ばぁちゃんに会いに行きやすくやる」ってのが目的。
がゆえに、「演奏をしに行ってたらダメだぜ」と自戒しているわけです。
日々の演奏練習を怠れって言ってるわけでも「演奏にマジになるな」とも言ってるわけじゃないんです。
喜んで貰える方法はいくつあってもいいよね?っていう話です。
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