バンド演奏でステージに立つ際の立ち位置として、ボーカルはセンターで前、ドラムはセンターで後ろというのは大体決まってるけど、ギターやベースは特に決まっていません。
もしあなたが初心者ベーシストだというのであれば、端っこをオススメします。
メンバー全員を同時に見れるからです。
ベース音は、メンバー全員のリズムやハーモニーを繋げる接着剤です。
ゆえに出来るなら全員を同時に見たい。
「ドラムはどんなリズムの取り方をしてるのだろうか」
「ベース音はギターに馴染んでるだろうか」
もし立ち位置が真ん中だと、右側にいるギタリストと左側にいるピアニストの二人を同時に見る事はできません。
両方同時に見ようとすると、本来確保しておきたい「演奏への集中力」が「視覚情報への集中力」へと変わってしまい、演奏しづらくなります。
また、キョロキョロするのは落ち着いていないように見えてしまい、結果として聞いてくださる方に不安を与えてしまう。
不思議なもので、全員を同時に見れると音の接着効果は上がります。
それが無意識のものだとしても、見ているものは考慮に入ります。
けれど見ていないものは蔑ろにしかねないんです。
そして、視線、つまり首が安定する事で聞いてくださる方に安心感も提供できます。
安心感があると、演奏に集中できます。
写真は先日のセッションの模様。かずさんにお借りしました。
ステージ面積に対する人口密度によっては端っこが確保できず、それならばいっそステージから降りるという手を使った所です。
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