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執筆者の写真Bun(ブン)

ベーシストがドラムと息を合わそうとする時、具体的にドラムの何を見ればいいのか



「ベースはドラムと息を合わせなさい」

「その為にドラムをよく見てください」


よく言われる言葉です。


一方で、ドラムの何を見たら「よく見た」ということになるのかわからないのでいつも仕方なく漠然と見てる、という方もいます。


「具体的に何を見ればいいのか」と。


それが、太鼓を叩く前の「手足の振りかぶる動作

」です。


注視すべきは、バスドラとスネアの打点。


簡単に言うと、「ドン」というバスドラが1拍目と3拍目に、「パン」というスネアが2拍目と4拍目に鳴ります。


「ドンパンドンパン」。


この4つの音に対し、自分のベース音がタイミング良く鳴れば「息があってる」ことになる。


要は「バスドラとスネアがいつ鳴るのか」を予測できればいいわけです。


即効性が高いのは、自分でドラムを叩いてみる事です。


約束事として「奇数拍に右足でバスドラを、偶数拍に左手でスネアを叩く」というのを、下手でもいいのでやってみる。


すると「ドラマーはどう動いているのか」が身体で理解できます。


特に打点前の手足の振りかぶり。


この「振りかぶり」が重要。


例えば重たい荷物を二人掛かりで持つ時は「せーの」と言うけど、この「せーの」がドラムの振りかぶりに該当します。


振りかぶりという「せーの」がわかるから、その後の動作である「音が鳴る瞬間」が予測できるわけです。


そして、バスドラやスネアが鳴る瞬間が予測できるから、「ベース音をいつ入れればいいのか」がわかるんです。


接客の上手い人は客の立場になるのが上手いというけれど、ドラムという立場になって見ることで自分というベースの立ち振る舞いも見えてくるんです。


遂に秘密基地に電子ドラムがやってきたので、ドラムと息を合わせる練習がしたい方は是非この方法を試してみてくださいね。




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