名前は伏せるけど、20年前に大好きだったシンガーが当時の名曲を歌ってた。
正直、衰えは否めない。
出ない声量、届かない音域、不安定な音程、続かない息。
それでも、「好き補正」があるから見れた。
当たり前だが、音楽は主に耳を司る芸術。
けれど当時は寝ても覚めても聴いてたから、今その曲を聴くと当時の通学路とか道の匂いも思い出す。
目新しさは無いけど思い出補正がある。
ブランク明けのパフォーマンスってそんなもんだと思ってたし、それでいいと思ってた。
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「脱力タイムズ」という番組で、アンタッチャブルが10年ぶりに漫才を披露していた。
それこそ20年前に「オンエアバトル」で死ぬほど笑って以降めちゃくちゃ好きな漫才コンビだけど、なんぞかんぞあっては別々に活動されてたここ10年。
「もうアンタッチャブルの漫才は見れないのかな」
そんな矢先の、突然の復活。
ザキヤマがアドリブ入れまくる。
そのボケに笑い転げる柴田さん。
ブランクなんて感じなかった。
むしろ目新しさすらあった。
漫才をしていなかったこの10年の間も、それぞれが自分の牙を研いでいた事がよくわかる。
年末のお笑い番組が楽しみになってきた。
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