バンド演奏や音楽活動を趣味とする場合のメリットの一つに「体力の衰えに関係なく何歳になっても出来る」というのがあります。
変な話、引退とか卒業っていう概念と無縁なんです。
現役という概念でわかりやすいのはスポーツでしょうけど、例えば昔はキレッキレのドリブルが出来たとか、いくらでも走れたとか、それが歳を取れば段々できなくなってくる。
うろ覚えだけど、マラドーナというサッカー選手は歳を取ったから引退したんじゃなく「走れなくなったから」引退したという言説もあるくらいで。
それが楽器だと、むしろ老いるほど上手くなる。
能力およびその上達には公式があります。
能力=時間×労力×難易度
花山薫の「破壊力=体重×握力×スピード」みたいなもんです。
能力公式の内、上下変動させづらいのが労力です。
本番であれ練習であれ、100パーセント以上は中々出せないからです。
ただこれはドラクエみたいなもんで、最初のスライムを何匹か倒していくうちにレベルは上がります。
難易度というのは、レベル2以上になった時に「引き続きスライムしか倒さない」のか、「より強い敵に挑む」のどちらを選びますか?ってことです。
そして時間。
エスタークやゾーマといったラスボスを倒す、あるいはレベル99達成をもって一応の終了を見ますが、
前述の通り楽器は「死ぬまで楽しめる趣味」なので、変な話、世の中にはビリーシーンとかビッターウッテンといった「レベル53万」みたいな人もいます。
みんながみんなフリーザの戦闘力みたいなレベルになれというわけじゃなく、
楽器の演奏というのは「体力的な理由でレベルアップが難しくなった」って事と疎遠なので「何歳になって始めてもいいんですよ」という事です。
個人的にも、終演時にグロッキーになるほどステージで暴れる事はもう出来ないと思いますが、演奏そのものはもっと楽しめそうだと感じてます。
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