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執筆者の写真Bun(ブン)

バンドセッションで全員が演奏を楽しめる曲を選ぶための基準は「好きな曲どうか」よりも「四人五脚ができる曲かどうか」。



バンドを組むとか告知動画をアップするとか、少なからず完成度を求められる演奏と違い、セッションに参加する際は「とにかくゴールに辿り着くこと」が目標となります。


バンドと違って同じメンバーと綿密な練習を重ねる時間が無いからです。


となると、「曲を終わらせる」というゴールに辿り着けない可能性は極力排除したいものです。


それは「どの曲をやるか」がほぼ全てです。


バンドが四人編成だとすれば、演奏は四人五脚だからです。


ポイントは3つ。


①好きな曲であること

②自分が歌える(弾ける)曲であること

③メンバー全員にとって難易度が高くないもの


この内①しか考えなかった場合、演奏が事故って途中で止まるという可能性は上がってしまいます。


そりゃ確かに好きな音楽をやりたい。これは本当に大切です。


「やりたい曲とできる曲は違う」という事です。


そして各パートの難易度を高く感じるか低く感じるかは、その時ステージに立つ人によって変わります。


僕はスキッドロウを歌えません。けれどベースは弾けます。


同じ事がどのパートにも言えます。


Mr.Bigが簡単って人もいれば、ルート弾きさえ難しいという人もいる。


ならばこそ、どうすれば「これから始まる四人五脚で誰も転ばずにゴールに辿りつけるか」を考える必要が出てきます。


一人がつまずくとと全員が転ぶ可能性が発生するからです。


それゆえ初見の楽譜を渡された際はまず「繰り返し記号がどこにあるか」を探します。


誰よりも曲の構成を早く理解できれば、誰かが「現在地」を見失った時にリカバーに入れるからです。





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