例えば我が秘密基地でも、生徒さんが課題のベースラインを練習される際にギターで伴奏を付き合うみたいな事はあります。
この場合、演奏はセッションみたいなもので、僕はそのホストみたいなものです。
プロの矜持を考えると「間違えずに弾くこと」が役割だと思い込んでたんですけど、最近は少し違うぞと。
とりわけ初心者の方や緊張体質の方とセッションをする際に担うべき役割は「一緒に間違えてあげること」だと考えてます。
「プロでも間違えるの?」
「じゃあ初心者の自分なんてミスって当たり前じゃん」
「誰でもミスるんなら緊張しすぎても仕方ないよな」
そう思って頂ければ、積極的にトライできたり、肩の力が抜けたり、結果としてより演奏を楽しんで貰えるんじゃないかと思うからです。
だから基本的にどんな曲でもお付き合い致します。
さすがに曲の長さや構成といった「約束事」は事前に踏まえていないと伴奏お付き合い自体が出来ないから少し時間は頂きますが、
初見で弾く事による「失敗する可能性」はガンガンに抱えたまま演奏するという基本は変わりません。
もっと言うと、この際ホストの役割は、間違えた際に率先して「ゴメン俺が間違えた」と謝る事じゃないかなと。
このブログもそうだけど、ノウハウや知識よりも勇気や楽しさみたいなものが伝わればと思ってます。
それでいうと昨日は「Run for cover」という曲をやったんですけど、主メロ・副メロ・ソロコーナーという構成の中で各パートのソロは長さが決まっていない。
ソロを適当に弾いた後、事前に打ち合わせ無く「せーの」で副メロに戻れた時の快感が凄かった。
ちなみに担当したギターソロは「チョコレートは明治」と「蜂蜜きんかんのど飴」を弾きました。
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