緊張それ自体は、悪いものではありません。
例えば会いにきてくれた人に喜んで頂けるように努めるのはマナー以前の思いやりの部分だからです。
でも緊張が過剰になると、萎縮が発生します。
過剰な緊張とは、
「笑われたらどうしよう」
「ボロカス言われたらどうしよう」
みたいな事です。
特徴は2つ。
①内容として悪口である
②思索の対象が自分自身である
要は、この2つが無くなれば過剰な緊張体質から脱せます。
その初手となるのが、初心者ミュージシャン(あなたよりもキャリアの短い人)のライブを見に行くことです。
なぜかというと、その方の演奏を見て「あなたがどう思うか」という所に緊張の理由が隠れているからです。
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あなたが普段「笑われたらどうしよう」などと思ってしまうのは、もしかしたら、後輩ミュージシャンに対して「コイツ下手くそだな!そんなスキルで出てくるんじゃねぇよ!」などと思っているからではないでしょうか。
もしそうならば、習慣としてこれを少しずつ変えていくしかない。
最初は無理やりでもいいから、「頑張れ!」「すごいぞ!」と、応援する。
究極、「あなたを愛してるぞ!」と、心の中だけでもいいから言ってみる。
そりゃ最初は歯も浮く。
けれどその考え方が自然になった時、心理は反転します。
相手に「どうであってもあなたの味方だ!」という考え方を自然とできるようになった時、
「笑われたらどうしよう」という過剰な緊張からは脱せていると思います。
「みんなどうせ自分の味方だ!」と思えるようになるからです。
そして、人というのは好意的な方に対して好意で返したくなります。
つまり、「どうやったら喜んで貰えるだろう」という考えが自然と出来るようになります。
ここがポイント。
相手が好意的かどうかは、あなた自身が決めているのです。
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