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執筆者の写真Bun(ブン)

あがり症や緊張体質を改善したいなら、ズボンのチャックを開けてみよう


ライブ本番に限らず、結婚式のスピーチや会議のプレゼン等、緊張する場面って度々あります。


緊張体質は改善できます。


その方法が「ズボンのチャックを開けて1日を過ごす」。


どういう事かというと、そもそも緊張の正体は「自意識過剰な状態」。


「笑われたらどうしよう」とか、

「ミスがバレたらどうしよう」とか、


「人に見られる事が萎縮の作用を及ぼす」ってことです。


それを日常で作ってしまおうという事です。


その一例としてズボンのチャックを挙げたけど、別に「前歯に青のり」とかでもいい。


この時の「笑われたらどうしよう」という「そわそわ感」は、緊張してる状態に近い。呼吸が浅くなったり挙動不審になったり。


「その時自分はどんな状態か」という経験を重ねて覚えていく事で「緊張を練習する」という事です。


要は「どうすれば緊張せずに済むか」ではなく、「自分という人間が緊張してしまうのはもう仕方がないとして、その上で、どうすれば緊張しててもポテンシャルを発揮できるか」という所に着目するわけです。


この「日常生活に緊張感を取り入れる」っていう対策に気づいたきっかけは、バンド練習でメンバーを笑わせようと思って「Tシャツに小さな穴を開けた」時なんです。


ハルクホーガンっていうプロレスラーが好きなんですけど、ホーガンって「Tシャツを破るパフォーマンス」が有名でして。


それをバンド練習中にやったらバカうけするんじゃね?っていう。


で、いつTシャツ破るかっていうのを真面目にリハーサルしながらも機会を伺うわけで、


その時に「俺いま真面目にバンド練習やってるけど、そうしてる間にもTシャツに穴あいてるんだよなぁ」とか考えてたらそわそわしてきて。


その時の「そわそわ」、意識ここにあらずみたいな状態を体験したときに「これ緊張に似てるなぁ」っていう実感をしたんです。


他にも急にスキンヘッドになってみたり、色々やりましたけど、結局「緊張してしまう」という性質は治らなかった。


けれど、「そわそわ経験」の回数をこなすことで「緊張する練習はしてきた」。


そのおかげで、例えば渋谷公会堂や恵比寿ガーデンホールで演奏する事になった時も、緊張に押し潰されずに済んだんだと思ってます。


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