楽器の上達具合は、上から大きく分けて4段階あります。
①意識してなくても弾ける
②意識すれば弾ける
③意識してるけど弾けない
④そもそも意識していない
しんどいのは「③意識してるけど弾けない」。
例えば「綺麗な音を出したい」とか「憧れのあのフレーズを弾けるようになりたい」とか、課題や不具合に気づいてしまったけれどクリアできない自分に歯がゆさや悔しさを感じるからです。
この③をどう処理するかです。
先程の上達具合の4段階を恋愛で例えると、
①何もしなくても一緒にいるだけで幸せである
②付き合えるようになって楽しい
③片思いしてるけど振り向いてくれない
④そもそも相手の存在に気づいていない(出会っていない)
そりゃ(お付き合い)出来るようになった②の時期が一番楽しいし、③は思い悩む。
究極は①なんだけど、④気づいていないというのもある意味幸せ。
悩むのは、課題フレーズであれ意中の相手であれ、その存在に気づいたからです。
ここで選択肢が出てくる。
☑︎何度ダメでもアタックし続ける
☑︎ダメだったら傷つくので本気では取り組まないけど、それとなくアタックしつつ様子を伺う
☑︎どうせ「自分のもの」にならないからと、そもそも取り組まない
どれが楽しいかという事です。
だってフラれた結果として「別の選択肢」に手を出してみたら上手くいったみたいな事もあるわけで。
優しげなR&Bは中々上手く行かなかったけどゴリゴリ8ビートはすぐ我が物にできた、みたいな。もちろん逆も然り。
少なくとも言えるのは、挑戦してみて「一度ダメだった」程度で例えば「モノに八つ当たりする」「スネる」ような人は進展の可能性もありません。
いずれにしても先述の③、意識したら弾ける、付き合えるようになった、という「楽しい時期」を迎えられるのは、②という意中の相手や課題フレーズに対してちゃんと向き合った人だけなのです。
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