例えば漫画喫茶に入り浸ったりとか、友人と海外旅行やバーベキューしたりとか、東京でバンド活動をしていた頃もわりと遊んでいた。
すると中には「プライベートで遊んでてもバンド活動の役に立たないから無駄じゃない?」という声も散見される。
そりゃ(最近話題の)生産性という観点から言えば無駄かもしれないし、ストイックな方が合理的だろう。
けれど、世の中は合理性だけでは回らない。
言うならば、栄養摂取が出来るのなら食事は点滴だけでいいのだろうか。
塩分高めのジャンクフードや、おどろおどろしい色をしたジュースに生産性はあるのだろうか。
オニギリが必ず手作りじゃなきゃいけないなら、コンビニで買ってはならない。
健康は、突き詰めると不健全になる。
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確かに漫画の一節が作詞に役立つ事もある。
初めて赴いた土地で新しい旋律を閃く時もある。
でも、「やるべきこと」に対して有用だから遊んでいるわけじゃない。
バンドに限らず、やりたい事や夢中になれるものにおいて、それが「生産性と直結しない」無駄な行為は「心の栄養」だと思っている。
公園のベンチで息子と食べるチップスのなんと美味いことか。
仕事終わりのバンド演奏のなんと楽しい事か。
身体的な栄養と同様、そんな「心の栄養」が満たされる事で元気になったり、結果として「やるべきこと」に更なるモチベーションを加えられたりするのだ。
スッパムーチョ最高。
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