毎晩のように後輩と飲みに行ってた東京時代。
ある日の晩は一撃で30000円も使ってしまった。
①「楽しかったから、まぁいいか」
その翌晩は軽い食事だけ。トータル3000円。
②「今日も楽しかったな」
不思議なもので、①と②で得られた充足感は同じくらいだった。使った金額は10倍違うのに。
当時は外食メインの生活だったけど、一人で食事をする際にも同じ仮説を検証してみた。
するとやはり①「だいぶ頑張った金額」で得られる充足感と、②「ちょっと頑張った金額」で得られる充足感に大差なかった。
一回で30000円使うより、3000円を10回使った方が幸福度が高くなる。そんな実感。
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例えば「いつかワンマンライブをやってみたい」とか「CD作ってみたい」とか。
なんでもいいけど、ミュージシャンとして抱く夢や希望みたいなものは誰にでもあると思う。
それ自体は素晴らしい。
だからといって「大きな夢」だけが素晴らしいわけじゃない。
例えば「この曲が弾けるようになりたい」とか「バンド演奏をやってみたい」とか、そういう「小さな夢」も同様に素晴らしい事なのだ。
むしろ「ちょっと頑張る」ことで得られる夢は、どんどん叶えたほうがいい。
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「一食500円しか使えないんだけど」
たしかに「頑張らなければ」500円のままかも知れない。
楽器だってそうで、夢や目標に対して少なからず労力は必要。
で、その労力が「30000円に達するまで充足感が一つも無い状態」だと心折れる時もある。
一方で「3000円でいける」のなら、少し頑張ればいい。
その「あなたにとっての3000円は何だろう」という事を考えてた先日の秘密基地。
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